割引率とは

割引率とは、将来の金銭を現在価値に割り引く比率を言います。
企業価値をDCF（ディスカウンティッド・キャッシュ・フロー）法、収益還元法で計算する際の使用するときの割引率には、WACC（加重平均コスト、Weighted Average Cost of Capital）を使用します。

WACCは債権者と株主が評価対象企業に求める期待投資利回りの加重平均値のことで、株主資本コスト、負債コスト、株主資本比率および負債比率から算定を行います。割引率は企業が将来生み出すキャッシュフローを現在価値に割り戻す際に使用されることから、数値が大きくなることで現在価値は小さくなり、反対に割引率が小さくなれば現在価値は大きくなります。WACCの数値により企業価値評価が変わってくるため、大切な数値であると言えます。